ピル処方
低用量経口避妊薬、または低用量ピルのことをOC(OralContraceptivesの略称)といいます。OCには、合成された卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストーゲン)という2つの女性ホルモンが含まれています。1日1 回1 錠を、毎日だいたい同じ時間に服用すると2つのホルモンが「排卵を抑制」「受精卵を着床しにくくする」「精子を子宮に入り難くすること」で妊娠を防ぎます。
避妊以外にみられる低用量ピル(OC)の効果の例
- 生理周期のコントロールができる。生理が軽くなる。
- 長期間飲むことで卵巣がん、子宮体がんのリスクが減少する。
- 更年期症状、骨粗鬆症になりにくくなる。
- 子宮内膜症の予防と改善
- にきび、多毛などの改善
副作用
重い副作用が起こることは稀ですが、飲み始めの頃はホルモンバランスの変化のために吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張り、倦怠感といったマイナートラブルが起きる人もいます。これは服用を続けていけば3ヶ月以内に治まります。重い副作用としては血栓症、心筋梗塞、脳卒中になるリスクが少し高くなるといわれていますが日本人には稀なケースです。
トリキュラー、マーベロン
¥3,000 (初診料 ¥2,000)(税別)
モーニングアフターピル
うっかり避妊に失敗してしまった時に望まない妊娠を避けるために用いる薬です。
避妊に失敗した後72時間以内に内服して排卵や受精卵の着床を防ぎます。
副作用
おもに吐き気、嘔吐、頭痛と少量の出血の副作用が起こることがありますが不妊症や後遺症が残ることがないといえます。
金額
¥16,000(税別)