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投稿詳細
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はじめまして。質問させていただきます。
1年以上前に、会社の健康診断でマンモグラフィを受けた結果、要再検査となり、健診機関とは別に病院を探していき、
昨年2022年1年のうち針生検(超音波下、組織検査)を2回受けました。
2回とも、組織検査判定では「悪性ではない」と出ましたが、
他の箇所の画像が気になるということで、今3回目の検査を
どうするか検討しています。
そこで質問ですが、超音波下での針生検(組織)を受けた後、
検査結果をみて、さらにマンモグラフィ下での生検をする、
というのは検査の流れとして、一般的なのでしょうか。
何度も検査をすることによって、皮膚や細胞への負担は無いのでしょうか。
医療機関等でインターネットで公開しちえる検査についての説明や情報をみると、負担は無いといったように受け取れるものが多い印象ですが…
●経緯、詳細をお伝えしますと
再検査を受けた病院で、
2021年12月末に針生検1回目(7回)をしました。
その結果は、「悪性の所見はない」という判定。
それをうけて医師は一応、2022年4月~5月にMRI、マンモの検査を、というので受診。その検査で受けた
画像上、気になる箇所があるということで、同年5月に
2回目の針生検(5回)をしました。
ただ、2回目の針生検でも悪性所見は見当たらない、
という判定は出たものの、医師としては、マンモでの画像が気になる
(画像には目視レベルでは、がんと思われるものが小さく映っている。仮にがんだとしてもステージ0とのこと)
ということで、今後(2022年後半以降)の検査方向性として、
1)他の病院を紹介する。そこへ行ってマンモグラフィをしながらの生検を受ける(マンモトーム生検でいいでしょうか?)
2)少し間をあけて
超音波下で、同じ病院で3回目の針生検。ただしその結果が悪性ではない、と出ても
次に1)の検査へ移る
を提案されました。
実は針生検1回目を受けた後に
しこりのような固さが発生
して、針生検後のからだへの影響を感じていることもあります。
1年以上たちましたが、今もそのしこりは残っています。
※医師には、1回目針生検の後、3カ月くらいたった時点で、
しこりが取れないことを伝えました。一応問題ないとはいわれました。
方針を告げられた時点、至急性はないだろうというお話もあり、また検査後のしこりも気になり、がんの可能性を疑われているという状況を受け入れらないこともあり、
医師からは強制的なことは言われていないので、
半年ほど間をあけて2022年12月末にマンモグラフィを受けました。
ただ、今現在、同病院の先生からひきつづき、1)と2)のどちらかを提案されています。
おそらく医師としては、他の病院にいって検査を受ける点を
考慮されてか、上記2つを提案いただいているのかもしれませんが。
自分としては、なるべく傷が少なく済む方法で調べてもらいたいと思っています。放置できないことも理解はしてます。。
特に、マンモトーム生検について情報をみると、
検査で取り去る範囲が広い、検査した箇所にマークをするため
何かを置く等など、検査について書かれている情報や説明を目にすると、必要措置とは頭でわかっていても、反面ネガティブに考えてしまいます。
実際、針生検のあと自分の皮膚下の状態が変わったこともあるので、自分でどうするか決めるしかないのですが、、、
役に立った! 0くろうさぎ様、こんにちは。
まず、マンモトーム生検(吸引式組織生検)も針生検もとても安全性・診断精度が高く、専門施設では多く行われている検査です。
ただ、実際に麻酔をして鋭利な針を刺す検査ですので、体へ与えるダメージは完全にゼロではありません。確率は低いですが、検査後に針を刺した周囲に血腫ができたり、組織が硬くなりしこりのように触れたりすることもあります。また、体質によってはケロイドのように残る可能性もあります。くろうさぎ様の場合も、主治医からも問題ないと言われているということなので、組織が硬くなりしこりのように触れている状態ではないかと考えられます。
また、マンモトーム生検には、超音波(エコー)ガイド下、もしくはマンモグラフィー(ステレオ)ガイド下の2種類ありますが、どちらを使用するかは病変の種類によって異なります。
超音波を使用しながら行う検査では、超音波で腫瘍や病変が認められる場合に行う事が多く、マンモグラフィーを使用しながら行う検査では、悪性の可能性がある微小な石灰化病変の診断をする場合に行います。実際に画像等拝見していないので詳しくお答えすることは難しくなりますが、今回マンモグラフィーガイド下の生検を勧められている点から、マンモグラフィーにおいて悪性を疑う石灰化が認められた可能性が高いです。
マンモトームは一般的な生検の中でも針が太く組織の採取量が多いため、よりしっかりと診断をつけられる検査になります。過去にも針生検を何度かご経験され、お身体への影響などご不安に感じることも多いかと思いますが、ご心配な点や不明点は再度主治医としっかりお話していただき、ご納得いただいた状態で今後どうするかご相談されるのがよろしいかと思います。
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