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投稿詳細
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海外で乳がん検診を行いました。マンモグラフィーと生検とCTを行い、Atypical metaplasia B3と診断され、半年以内に切除した方がいいと言われました。
その際には、MRIの検査はしなくていいということだったのと、海外のその医者は世界中どこでもこの手術はできるからということで、その異常部分にピンだけ入れて帰国をしました。
日本に帰ってきて病院を受診したところ、乳がんではないため手術はできないと言われました。
念の為、造影MRI検査をしましょうということですが、海外の医者はMRIをしなくてもいいと言っていたのですが、日本ではMRIをしなければならないのでしょうか?閉所恐怖症がありまして、できればしたくありません。
また、Atypical metaplasia B3は日本では手術適応でないのでしょうか?
日本で仕事をしているため日本で手術をしたいと考えています。
アドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願い致します。
役に立った! 0HTさん、こんにちは。
海外で診断および切除の勧めを受けられたとのことですね。「Atypical metaplasia(B3)」=異型化生細胞は日本の乳房診療では一般的に用いられませんが、海外の主治医は異型があるため、癌の前段階として切除した方がよいとの見解だったと考えられます。この異型の場合、日本では手術適応とはならず、経過観察の対象となります。
ちなみに日本では、乳癌治療前にはMRIを行うことが標準的であり、それ以外でもマンモやエコーで診断が難しい場合などにMRIを行います。
今回日本の主治医は「念のためMRIをー」とありますが、すでに海外で生検をされて病理診断が出ていますので、画像検査(マンモ、エコー)で変化がみられたり、自覚症状の変化(血性分泌の有無等)がある場合にはMRIはお勧めですが、もしそうでなければ必要性は低いのではないかとも思います。
診断の流れや治療においてはエビデンスに基づいたガイドラインが定められていますが、国により多少異なる点があります。
閉所が苦手な事を含めて、今後の事を主治医に遠慮なくご相談される事をお勧めします。
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