女性のご相談窓口 乳がん検診 乳がんの精密検査 マンモトーム生検 乳腺など
ピンクリボンブレストケアクリニック表参道では乳がん検診、乳がんの精密検査、マンモトーム生検、乳腺に関するいろいろなお悩み相談にも対応しております。
お気軽にご相談下さい。
皆様のご質問に院長・ピンクリボンアドバイザー認定スタッフが回答致します。
お返事は診療と平行のため4週間を目途としております。
皆様の相談内容とそれに対するクリニックからのお答えは、他の方の疑問解決にもお役立ていただくために、当クリニックのご相談窓口の公開情報として掲載されます。
したがって、個人の特定につながる内容や医療情報、個人情報の保護に反する場合、ご相談の主旨と関係のないいたずらメール等の場合は、掲載を非公開とさせていただき、ご返信する場合がありますのでご了承ください。
治療内容のご相談は、現在の詳細な診療情報や画像資料が必要であることが多く相談窓口での責任あるご返答が難しい場合があります。
お急ぎのご質問や、治療方針のご相談、術後の生活相談などの場合は、看護相談外来またはブレストケアカウンセリング、セカンドオピニオン外来でご相談をさせていただきますので、まずはお電話でご確認のうえ、ご予約をお願い致します。
投稿詳細
-
私は痛いことが苦手で、今まで乳がん検診を受けたことがありませんでした。特に症状はなかったのですが、無痛で検査出来る乳がん検査があることを知り、先日MRI ドゥイブスサーチを受けました。
結果ですが、
●左右に結節あり
●左は良性の可能性が高い(楕円形)
●右はADC画像で部分的に低値(分葉形のよう)
がんの可能性を否定できないため要精密検査
軽度の高濃度乳腺 判定D 乳がんの疑いあり
乳腺外科の予約を取り二次検査をしました。
精密検査は針検査なのかと思っていたのですが、マンモグラフィ・問診・エコーでした。
検査結果はその場で問題なし。
医師に結節(しこり)があるとなっていたのは何だったのか聞いたところ、乳腺症とのこと。
診察を終えたあと看護師から、自分でセルフチェック、定期的な検診はするよう言われました。但し、今回受けた乳腺外科では異常なしだったため、次回からは定期的な検査をしてもらえるクリニックを探さないといけないと思います。
本来ならば喜ぶべき結果なのですが、がんの早期発見とうたっていた検査で、マンモグラフィやエコーよりも精度が良いのかと考えていました。私のような例は検索してもヒットせず、本当に大丈夫なのか心配でたまりません。少し時間をあけて再度検査するべきでしょうか。
役に立った! 0こゆきまる様、ご質問ありがとうございます。
画像検査にはそれぞれ、特徴がありいずれか単一の画像検査のみでは十分な診断が難しいことも多くあります。
そのため乳房の検査には超音波検査やマンモグラフィの組み合わせが基本となります。
病変があるか無いかについての検出の点でも、また病変がある場合の性質の評価についても多くの情報が得られるため、基本的にはマンモグラフィと超音波検査の組み合わせが非常に重要となりあますが、若年の場合やマンモグラフィと超音波検査の結果が症状と乖離する場合など状況に応じてMRI検査を組み合わせることがあります。
このように異常の有無について、そして何か一つの画像検査が異常が疑われる部位があればそこが他の検査でどのように映し出されるかを、これらの複数の画像検査を組み合わせて検討することで初めて正確な診断の絞り込みが可能となるのです。
例えば今回お受けになった造影剤を使わないで撮影するMRI検査は左右乳房に大まかに異常がないかを映し出すことは得意としているため、どうしても痛みが苦手なのでまずはざっと調べたいという方にはメリットがありますが、その結果、異常があるかもしれない影があったら
やはりマンモグラフィや超音波検査を行って詳しく乳房の状態を確認する必要があります。
今回お受けなった方法のMRIでは、がんも良性腫瘍も、乳腺嚢胞も乳腺症もあるいは若年の方は正常の乳腺も、類似して写ることがあるためMRIで異常を指摘されたがマンモグラフィや超音波検査で確認したら異常なしであったということは珍しくありません。
今回の検査の際にMRIの画像を確認し異常の指摘の部分に何があったのかをしっかりマンモグラフィ超音波検査で確認されていれば問題はないと思われますが
ご心配な場合は ドゥイブスサーチで写っていた影はなんであったかマンモグラフィと超音波検査を受診された医療機関に確認されるとよいでしょう。
ちなみにMRI検査が最も威力を発揮するのは乳がんを診断された方の病期の広がりの範囲を知るための術前検査です。造影剤を注射しながら針生検で乳がんと診断がついた部分と同じように映し出される範囲は腫瘍の周辺にどのくらい広がっているかを立体的に見ることが出来るため手術のデザインや手術方法の選択に役立つ情報となります。
検査はそれぞれの特性を生かしてその情報を組み合わせることが重要です。
役に立った! 0