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ピンクリボンブレストケアクリニック表参道では乳がん検診、乳がんの精密検査、マンモトーム生検、乳腺に関するいろいろなお悩み相談にも対応しております。
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投稿詳細
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何が良いのかどんどんわからなくなり、でも後悔はしたくありません。どうかお力を貸してくださればと思い質問させせていただきます。
1月10日に個人の乳腺クリニックで乳ガン確定診断を受けました。
しこりは約1センチが1つ、浸潤性乳管がん(硬がん)、グレード1ー2、ステージ1、ルミナールA、遠隔転移なしとのことです。家族とも相談した結果、大学病院でのセカンドオピニオン予定です。私としては、今診ていただいている先生の考え方を理解できる部分と不安に思う部分もあり、だからといって大学病院なら安心という考え方でもないので、大変迷っております。
そこで質問が3つあります。
1. 術前検査について。CTのみでMRIとPETはしていません。(当たり前ですがマンモとエコーはしています。)
PETが不要なのはわかるのですが、MRIをしないと胸の他のしこりの見落としがあるのではと不安です。先生は今のCTは性能が良いのでMRIは不要と仰っています。(そもそもMRIの設備自体、なさそうですが。)
CTのみで大丈夫でしょうか?
2. 術後検査について。問診と視触診は通院ごと、マンモとエコーは1年ごと、CTは3・5・7・10年ごとなのですが、十分な回数ですか?遠隔転移については早期発見ができてもその後に変わりはなく、むしろ早く見つけ患者に告知することで症状も出ていない患者の体に治療を施し体調を崩させ寿命を縮め、精神的ショックが増大し生活の質が落ちるだけというのが、先生の考え方です。私もいろいろ調べ、先生の仰ることはエビデンス的にも正しく患者思いであるようで理解できるのですが、一方、早期に遠隔転移を見つけ治療を開始することを私が選ぶ機会を逃してしまい、後で私が後悔するのでは?と思ってしまうのですが、どのように思われますか?また、胸とその周辺のリンパなどの再発について1年に一回の検査で十分早期発見はできる回数なのでしょうか?
3.子宮筋腫について。
子宮筋腫で体に不調が出てきたのですが手術を希望しないため、現在、飲み薬で治療中です。乳ガン術後、ホルモン療法になるため、現在服用している薬は不要となりますが、筋腫の経過観察や最悪手術となることを考え、個人の乳腺クリニックより、大学病院での総括的な治療を婦人科の先生にはすすめられましたが、どう思われますか?乳ガンと筋腫をそれぞれ個人の病院で治療をすることの方がデメリットが多いものですか?
以上、回答をおねがいいいたします。
役に立った! 0西様こんにちは。
乳がんの告知を受けられたという事で今後の治療を悩まれているという事ですね。
先ず、術前検査は一般的には造影剤を用いたMRIを撮って正確なしこりの広がりの様子を確認した上で手術を行ないます。がんの取り残しがないように役立つ情報がMRI検査で知ることができます。
CT検査は乳房内の詳細を知るというよりは乳房以外の肺や肝臓など他の臓器に異常がないかを調べるのに威力を発揮します。
特に、マンモグラフィや超音波検査でしこりの広がりが分かりにくい場合などはMRI検査は必須ですが気管支ぜんそくの方や造影剤アレルギーの方は造影剤を使うことができないためMRI検査は行えません。
術後の検査の間隔ですが、病気の進行度やがんの悪性度などにより異なります。主治医の先生の考え方が現在の乳がんの術後の経過観察の主流ですが御不安な場合は、症状や状況によりさらに間に検査を加えて行うこともあります。
子宮筋腫の経過観察お行う婦人科の選択は、乳がん治療をどこで行うかを優先して考えるべきでしょう。
西様が乳がんの治療を安心して行える医療機関がせっかくあるのに、あえて子宮筋腫の経過観察のために病院を変えなければいけないことはありません。
乳腺科と婦人科が異なる病院となる場合は診療情報提供書を用いてそれぞれの科の先生で情報共有をしていただければ大丈夫です。
いずれもご質問ももう一度主治医の先生と疑問点や質問事項を再度ご相談されることがとても大切です。より安心して治療に進めるでしょう。
またもし、主治医外の意見を確認したいという場合はセカンドオピニオンも一つの選択肢です。現在のご病状や検査画像などの分かる資料を主治医にご準備いただき、今後の治療について不安な事や分からない事をなるべく解消された上で適切なセカンドオピニオンを受け十分理解納得したうえで治療を受受けられて下さい。
どうぞお大事になさって下さい。
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