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はじめまして
2年前1人目授乳中に母乳ができる際、ツーンと一部の乳腺部分が、痛むようになり気になっていましたが病院で副乳と言われました。2人目も出産し、また母乳生活ですが乳腺がある部分が膨れていて痛むので治るのか不安なのと悪性に変わらないか不安です。あと右胸の外側上に肋骨にくっついたように小さな塊があります 痛みがありません。病院に行きましたが何も見えないと言われモヤモヤです。
役に立った! 0aさま、ご質問ありがとうございます。先ず、左の副乳についてですが、
人間の胎児期には、そのおなか側のワキから足の付け根にかけて乳腺堤milk lineと呼ばれる左右一対の乳房のもと(表皮隆起)ができます。猫や犬ではこのmilk lineに複数対の乳房を持っていますよね。これは猫や犬が多産であることが大きな理由で、多くの表皮突起が退縮せずに乳房として発達するためです。 一方、人間は多産ではありませんので、最終的に胸部の一対のみが残り、他の部分は退縮しています。ですので、私たち人間の乳房は通常一対のみ認められますよね。ただし、この退縮が不十分であると、副乳として残存します。 副乳は、成人女性の1~6%程度に認められ、主に前胸部や腋窩、また腹部に出現します。両側性、片側性いずれの場合もあり、乳頭を認めることもあります。副乳には、乳房と同じように乳腺組織が存在するので、授乳期の方がワキにしこりと感じるのは、乳房と同様に腋窩の副乳の乳腺組織も発達していわゆる“張った”状態になるためです。痛みを感じることもあります。それ自体は治療が必要な病気ではありませんので、ご安心ください。
また、右胸の肋骨に沿ったような塊がおありになるんですね。
授乳中は、たくさんの母乳を作り出すため、乳房が張ったように感じます。 作られた母乳は、赤ちゃんがよく飲んでくれたらよいのですが、そうでない場合、母乳がたまり、乳管に詰まってしまいます。
乳管が詰まり、硬いしこりが出来ることを「乳瘤」(にゅうりゅう)といいます。 乳瘤は、母乳を搾り出すことで消失します。 ホルモンバランスで変化するしこりもあります。右胸の塊はそういったものかもしれません。
塊が大きくなってきたり変化があるようでしたら、再度乳腺科で診察を受けられることをお勧めいたします。授乳中でも超音波でのがん検診を受けることが可能ですので、引き続き年に1回、検診を受けられてくださいね。
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