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友人の乳がんについて教えて下さい
自己触診で今年5月頃発見。初期のもので転位はしていないが、活性化しやすい場所にあるとのことで、取敢えず抗がん剤で癌の勢力を抑え、年末頃に手術する予定とのことです。
早期発見が最重要といわれるにもかかわらず、半年間もこのような治療をしていていいものでしょうか。疑問に思えてなりません
このような方法は一般的なものなのでしょうか
役に立った! 0お友達が乳がん治療するということでご心配ですね。
直接拝見していないので、一般的な回答になりますことをご了承ください。
多くの早期乳がんでは、再発・転移を防ぐ目的で手術後に薬物療法が行われます。一方、手術前に行う薬物治療のことを「術前薬物療法」と呼びます。
術前薬物療法は再発・転移を防ぐ目的に加えて、がんを縮小させることです。また、手術を行うことが困難な進行乳がんを手術できるようにしたり、しこりが大きいために乳房温存手術が困難な乳がんを温存できるようにすることを目的に行います。
術前薬物療法には、術前化学療法と術前ホルモン療法があります。
ここでは、術前化学療法についてご回答致します。
術前化学療法の対象となる人は
しこりが大きい浸潤がんや、皮膚に浸潤していたりするためそのままでは手術が困難な局所進行がん・炎症性乳がんの場合には、術前化学療法が第一選択となります。手術可能な早期乳がんの場合では、診断時にしこりが大きいために乳房温存手術が困難で、かつ術後化学療法が必要と判断された乳がんで、患者さんが乳房温存手術を希望するときに行います。
術前化学療法により70〜90%の乳がんが小さくなります。一方で、術前薬物療法中にしこりが大きくなる乳がんも5%以下ですがあります。このような場合、大きくなったと判断した時点で手術を早めに行ったり、別の抗がん剤に変更することを検討します。
治療期間については、3〜6ヶ月の期間行うのが一般的です。
(患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2016年版より抜粋)
一般的なご回答になり、ご友人様の状況との相違もあるかと思います。
ご友人様が一日も早く元気になられますように。
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