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投稿詳細
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先月卵巣嚢腫で手術をして、病理検査の結果境界悪性腫瘍が分かり来月再手術で子宮卵巣を取ります。
petctでも転移はなく手術を進める予定ですが、乳がん検診で一度引っかかった事があるため、手術前にかかりつけの病院に行きマンモ、エコーを受けた所、右乳首辺りに1センチの気になるものがありますと言われました。 来月卵巣境界悪性で手術をすることも伝えました。
エコーに不整なものが映り、マンモにははっきりした丸が小さく写っていました。他は何も写ってませんでした。
もともと嚢胞が出来やすいタイプのようで、他にも何個かあり、一度針生検したこともありますが良性でした。
今回、針生検は行わず先にMRIといわれ、その後、悪性の場合は、針生検をしましょうと言われました。
先生には、petct にも映らないのなら、出来かけなのか、初期なのか、良性なのか、経過観察と曖昧でした。もし悪性でも進行性のものではないとは言われました。
いきなりMRIといわれ、やはり悪性なのかなと考えてしまいます。
卵巣との関連も気になりますし、どういうことが考えられるか、教えていただきたいです。
役に立った! 0ひとみ様、ご質問ありがとうございます。
卵巣の病理検査で境界悪性腫瘍の診断があり、乳腺の検査ではエコーで不整な病変が認められ、マンモグラフィでは丸く小さなものが認められたということですね。
画像を拝見していませんので詳しくお答え出来ませんが、もともと嚢胞(水が溜まった袋)が出来やすいとのことですのでマンモグラフィで認められた丸い小さなものは嚢胞の可能性も考えられます。
エコーで認められた不整な病変についてはマンモグラフィ画像でどのように写っていたか主治医の先生からご説明はありましたか?
一度ご確認されることをお勧め致します。
針生検では病変の組織の一部を針で採取する出血の伴う侵襲性のある検査のため、全ての不整な病変に対して積極的に行うことはしません。
おそらく明らかに悪性を疑うものではなかったため、まずはMRIで画像検査することを勧められたのではないかと思われます。
卵巣との関連性についてですが、同じ家系の中に乳癌や卵巣癌の方がいる場合「遺伝性乳癌」を疑うことがあります。
遺伝性乳癌のリスク要因は以下のようにあります。
・40歳未満で乳癌を発症した人がいる
・年齢問わず卵巣癌を発症した人がいる
・男性で乳癌を発症した人がいる
・父方・母方どちらか一方の家系内で2人以上乳癌や卵巣癌を発症した人がいる
必ずしも上記に当てはまる方が遺伝性乳癌を発症するわけではありませんが、遺伝性乳癌の特徴は若い年齢で発症しやすいことに加えて両側の乳癌を発症しやすく、乳癌と卵巣癌の両方を発症しやすいと言われています。
ご不安もあるかと思いますが、検査結果やご不明な点については次回の診察時に主治医の先生によくお尋ねされることをお勧め致します。
どうぞお大事にされて下さい。
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