クリニック内スタッフはすべて女性。
診察室はもちろんのこと、内診室、カウンセリングルーム、超音波検査室、マンモグラフィ撮影室など、各室個室をご用意し、皆様が安心してご相談いただけるようプライバシーに配慮しております。クリニック内ではリラックスして、アロマの香りのする女性専用エリアでおくつろぎください。
待合室にはティコーナーも準備しておりますので、お待ちの間はキャンディーやお茶をお楽しみください。
マンモグラフィ
マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影です。手に触れることのできないほんの数ミリのがんを写し出すことができる機械です。乳房を2枚の板で挟んで撮影する検査であるため、撮影には十分な経験と乳腺の専門の知識が必要です。
当クリニックでは、乳がん検診精度管理中央機構の認定試験に合格した女性診療放射線技師が撮影を行っておりますのでご安心ください。装置はフルデジタルシステムを導入しており、撮影した画像は瞬時に診察室のモニタで診断を行うことができますのでお待たせすることなく、当日に検査結果をお知らせすることができます。
また、これまでの機能に加えて3D撮影(トモシンセシス)も可能となりました。3D撮影では、X線装置の角度を少しずつ動かしながら多断面を撮影することで乳腺と病変の重なりを分離し、より鮮明な画像を得ることが出来ます。日本人に多いと言われる乳腺が発達しているタイプの乳房(高濃度乳房)では、白く映る乳腺の中に、腫瘍も白く描出されるため、従来の2Dマンモグラフィ撮影では発達した乳腺に病変が重なり、腫瘍の検出が難しい場合がありました。しかし、3D撮影を追加することによって、重なりを分離し、腫瘍や微小な石灰化が乳腺と分離され明瞭に描出することが出来ます。
さらに、マンモグラフィ装置を使用した精密検査“マンモトーム生検”もこちらの撮影室で行います。通常、座位やうつ伏せで行われることの多いマンモトーム生検ですが、当クリニックではマンモトーム生検専用ベッドを使用し、横向きにお休みいただくリラックスした体勢で快適に検査をお受けいただけます。
2D(従来の撮影方法)と3D撮影の比較
トモシンセシス(3D撮影)の画像
(トモシンセシス(3D撮影)の症例“画像提供 GEヘルスケア株式会社”)
撮影方法
2D撮影(従来の撮影方法)
- 通常2方向撮影×左右
(上下方向の撮影+斜め方向の撮影)×左右
=合計4枚
3D撮影
- X線装置の角度を少しずつ動かしながら
多断面を撮影×左右=合計2回(1方向の場合)
または4回(2方向の場合)
※2Dとセットで行なう
撮影(圧迫)時間
2D撮影(従来の撮影方法)
- 一回の圧迫当たり約5秒程度
3D撮影
- 一回の圧迫当たり約10秒程度
圧迫の強さは2Dと同じ
被曝
2D撮影(従来の撮影方法)
- 約1~2mGy/1撮影
(~合計0.15mSv)
3D撮影
- 2Dと同程度
デザイン
従来のマンモグラフィ装置
- 斜め方向の撮影では大胸筋を写すために腋の下が装置の角に当たり、痛みを感じやすい。
- 上下方向の撮影では顔が写らないように横を向くので、首のねじれ感を強く感じる。
当院で使用のマンモグラフィ装置
- 従来よりも丸みを帯びたデザインで、機械の角が腋の下に当たりにくく、痛みを軽減しやすい。
- フェイスガード(※)が内側に湾曲しており、首のねじれ感を軽減できる。
フェイスガード:患者様の顔が撮影範囲に入らないようにするためのプレート
3D撮影のメリット・デメリット
メリット
【検査精度と診断能の向上】
乳腺と病変の重なりを無くすことでしこりや石灰化をより明瞭に描出し、わずかな
病変を正確に診断できます。
特に日本人女性に多い高濃度乳房の診断精度が上がります。
【不必要な検査による負担を軽減】
重なりのない画像を得ることで、正常乳腺としこりの判別が可能となり不必要な
2次検査や精密検査を行わずに済みます
(注:自治体検診など、マンモグラフィ単独検査で異常のご指摘があった場合、
その指摘された場所が実際は病変ではなく、正常の乳腺の重なり(異常なし)である場合も多くあります。特に高濃度乳房ではこのような判別が難しいことが多くそのために2次検査になることも稀ではありません。
このような場合、3D撮影を行うことで乳腺の重なりを分離し、正常の乳腺なのか病変なのかを判別することができるため、余計な再検査や精密検査を行わずに済みます。精密検査や再検査による身体的・精神的・経済的負担を軽減できます)
デメリット
【放射線の被曝を伴う】
通常のマンモグラフィと同様X線を用いる検査ですので、放射線被曝を伴います。
ただし、従来の2D撮影とほとんど被曝線量は変わらず、GE社製 Senographe Pristinaでは従来の3D装置に比べて被曝線量が低減されています。
【乳房圧迫の時間が長くなる(検査時間が長くなる)】
従来の2D撮影では1回の圧迫で約5秒程の圧迫が必要でしたが、3D撮影を追加すると多断面撮影を行うため、1回の圧迫時間は約15秒程になります。
超音波検査室
超音波装置を用いて、乳腺専門の女性技師が超音波検査を行います。
また、精密検査後に横になってお休みいただく、個室のリカバリー室としてもご利用いただけます。
診察室
乳腺科診察室です。超音波検査やマンモグラフィの結果は高精細モニターで画像を見ながら結果説明をします。受診当日に検査の結果が詳しく分かります。
診察室内 検査スペース
診察室内には超音波装置が設置してありますので、マンモグラフィ撮影の画像を見ながらその場で詳細な超音波検査を行うことができます。
検査を行いながら、実際に乳房の中身の超音波画像をご覧いただいたり、検査結果をお知らせすることもできます。
また超音波画像を見ながら行う精密検査コアニードル生検もこちらで行います。
マンモグラフィモニタ
数ミクロンの小さな石灰化の見落としも許さないマンモグラフィ診断に欠かせない、高精細(5MB)モニタです。
デジタルマンモグラフィで撮影された画像は瞬時にこのモニタへ転送されるため、気になる結果をすぐにご覧いただきながらご説明いたします。
超音波装置
デジタル超音波装置で、検診から精密検査、針生検のガイド等様々な用途で乳房の診断に活躍します。放射線を使わず超音波(人間の耳には聞こえない高い周波数の音)をプローブという小さな機械から発生させて、このプローブを直接乳房にあてて、動かしながら検査をします。
当院の超音波装置には”カラードップラー“や
”エラストグラフィ“の機能を搭載しています。
カラードップラーでは腫瘍や炎症の血流を確認することで腫瘍の良性悪性の鑑別や炎症の活動性の評価に役立ちます。
エラストグラフィは、病変が疑われる部分の硬さを、客観的に画像で表示することができるため、良性悪性の鑑別や、病変範囲の正確な把握に役立ちます。いずれも痛みや放射線被曝のない検査ですので、繰り返しお受けいただくことも可能で、妊娠中の方や若年の方も安心してお受けいただけます。
エラストグラフィ
カウンセリングルーム
診察や検診を行う前に、専門の看護師が問診票をもとに、生理のご様子やご心配な点をおうかがいします。検診メニューのご相談もできます。 また治療が必要になった場合の、専門病院のご予約ご紹介もこちらのお部屋でご希望をうかがいながらすすめます。
お部屋は完全個室ですので安心してご相談ください。 また、針生検(コアニードル生検)やマンモトーム生検後のリカバリーでお休みいただいたり、血液検査やビタミン・プラセンタ点滴はこちらのリクライニングチェアにご案内いたします。ゆったりリラックスしてお休みください。
受付
メディカルコンシェルジュが笑顔でお迎えします。
待合カウンター
青山通りの並木を一望する待合カウンター。問診票のi-PAD入力など、キャンディとお茶を楽しみながらお待ちください。
個室パウダールーム
お着替えとお化粧直しは個室でどうぞ。
ロッカーにお着替えとお手荷物を入れて、リラックスしてお過ごし下さい。飲み物やキャンディもご用意しております。
教育エリア 自己検診モデル
乳房にしこりが出来たらどんな感じに触れるのかしら・・・?という、疑問を解決できます。乳房のモデルの中には疑似しこりが埋め込まれていて、しこりを触る体験ができます。 クリニックの待合にありますので、触ってみてください。
着替え
クリニック内にご案内のあとは、女性のみの専用スペースです。厚地の透けにくいピンク色の検査着にお着替えいただきリラックスしてお過ごしください。携帯やお財布用のポーチ、寒いときにはブランケットをご準備しておりますのでご利用ください。
個室パウダールームでお着替え頂きます。
飲み物とキャンディをどうぞ
お待ちの間に、ご自由にどうぞ。
緊張しているときは甘いものが一番!
入り口看板
ピンクリボンのロゴが入り口でお迎えします。